ドナコ・インターナショナルは、アジア太平洋地域で豊富な経験を持つゲーミング界の大物、ポール・アーバックル氏を新CEO(最高経営責任者)に任命したことを発表した。
アーバックル氏は、カンボジアでドナコが運営するスターベガスを主な拠点とするが、ベトナムにあるアリスト・インターナショナル・ホテルでも時間を過ごす予定をしている。今回の任命によって、暫定CEO兼専務取締役のベンジャミン・リム氏と前COO(最高執行責任者)のジェラルド・タン氏が辞任することになる。

アーバックル氏は、アジア太平洋地域のゲーミング業界で30年以上の経験を持ち、直近ではザ スター ゴールドコーストのCOOを務めていた。その前には、リゾーツ ワールド セントーサでカジノマーケティングおよびゲーミング運営部門のシニアバイスプレジデントを務め、3,800人の従業員、そして570台のゲーミングテーブル、2,500台のスロットマシンを管理していた。また、タブコープ、バースウッドカジノ(現クラウン・パース)、ショーボート・オーストラリアそしてザゲーム・コーポレーション(Zagame Corporation)での経験も持つ。
ドナコのスチュアート・マクレガー会長は、「ドナコの取締役会は、ポール・アーバックル氏が最高経営責任者として我々に加わることに合意してくれたことを大変うれしく思っている。ゲーミング運営におけるポールの経験と専門知識は、カンボジアとベトナムでの当社のカジノ事業の業績を改善させるのに必要なものだ。これらの事業が利益を生み出し続ける間にも、取締役会はここしばらくの間、その可能性を最大限生かしきれていないと考えていた。従って、ポールの任命は、新しいスタートを切り、当社の事業を再活性化させ、そして株主にとっての価値を取り戻すという取締役会の計画において極めて重要な一歩だ」と語った。