サイエンティフィック・ゲームズが、ソーシャルゲーミング事業の少数株主持分のIPOを通じて3億5,200万米ドル(約393億9,730万円)の調達を目指しており、その資金は負債の返済に使用される予定。
昨夜SECへの報告書の中でIPOの詳細が発表され、正式名称を「SciPlay」とするソーシャルゲーミング事業で2,200万株を公開する予定であることも明かされた。価格は14米ドルから16米ドルの間になる。また、同じ価格で330万株を追加購入できる引き受けオプションも提供される予定。
「SciPlay」の普通株は「SCPL」のティッカーシンボルでNASDAQに上場することが決まっている。
報告書の中でサイエンティフィック・ゲームズは、2019年3月31日までの3か月間のソーシャルゲーミング事業の早期業績予想も提供しており、収益増加は前年比で最大22.1%になると予想している。
収益は1億1,700万米ドルから1億1,900万米ドルの間になると予想されており、同社は、この成長は「主にモバイルでの増益によるもので、実質的に収益増加の全体を表している。ウェブプラットフォームは、継続してプレイヤーの好みがモバイルプラットフォームに移っている結果、プレイヤー数が減少したために減益となった」とも付け加えた。
純収益は110万米ドルの損失から、最大1,500万米ドルの利益へと転換し、調整後EBITDAは18年第1四半期の2,270万米ドルから2,600万米ドルに増加すると予想されている。