インバウンド客の動きは相変わらず活発だ。関西空港を発着する国際線の運航スケジュールは今夏のピーク時に過去最多になる見通しと、NHKが伝えた。欧米や中国などの路線で増便が相次ぐことから、8月のピーク時に1週間あたり1500便を超えるという。
関西空港の運営会社「関西エアポート」が発表した3月31日から10月26日までの運航スケジュールによると、国際線の定期便は、8月のピーク時には1週間あたり旅客便が1403便、貨物便が145便の計1548便となる見込み。
これは前年の同じ時期と比べて166便多く、過去最多。欧米向けの路線では「ブリティッシュ・エアウェイズ」がロンドン線を約20年ぶりに週4便設ける他、「デルタ航空」がシアトル線を約6年ぶりに週7便運航するなど、増便が相次いでいるためだ。
また中国本土とを結ぶ路線も、前年の同じ時期より1週間あたり107便増える見通しだ。
関西エアポートは「関西が魅力的な観光地であることは海外の人たちにも浸透している。今後はさらにネットワークを充実させ、空港の魅力を高めたい」と話している。