アジアのゲーミング投資会社であるエイマックス・インターナショナルが、同社の個人投資家であるウォン・カムワー氏とチェン・ワイマン氏の2名と契約を締結し、同社は約束手形への1400万香港ドルの支払い義務の代わりに株式を追加発行することとなる。
手形は、エイマックスがテクノロジーソリューション及びAR/VRプラットフォームディベロッパーであるExplicitly Grand Investments Limitedの株式を100%取得し終わった後の2017年10月18日に発行され、支払期限は2019年10月18日となっていた。
しかしながら、同社は財政難に直面し続けてきており、火曜の報告書の中でウォン氏、チェン氏に追加の株式を付与し、エイマックスが発行済株式を増加させるための新たな契約交渉を行ってきたことが明らかにされた。
Wong氏は現在エイマックスの合計発行済株式の5.79%にあたる61,330,000株を保有しているが、この契約によりその割合が8.73%に増加し、Cheng氏はその保有割合を5.79%から7.49%に増加させることになる。最近自身の保有株式を3倍に増加させたエイマックスの会長兼CEO、呉文新(Ng Man Sun)氏の保有分は21.30%から20.48%に下がり、その他一般投資家の保有割合は65.84%から63.30%に減少することになる。
同社は報告書の中で「取締役会は、借入の資本化によってグループの負債レベルを減少させ財務状況を強化しながら、既存の金融資産を活用することなく約束手形を早期に支払うことができると考えている」と述べた。
エイマックスは現在、バヌアツで国際ゲーミングライセンスの下でのゲーミング事業を運営するとともに、カンボジア、ポイペトにあるゲンティン・クラウン・カジノでも13のバカラテーブルを持つVIPルームを運営している。
同社は会計帳簿および記録類へのアクセスを求めて、グリーク・ミソロジー(マカオ)エンターテイメントグループ株式会社との間で現在も法廷闘争中である。グリーク・ミソロジー・エンターテイメントは、すでに閉鎖されたギリシャ神話カジノをマカオの北京インペリアル・パレス・ホテルで運営・管理していた企業で、エイマックスが株式の24.8%を保有していた。