マカオのゲーミング粗収益(GGR)が1月、5%減の249億マカオ・パタカ(約3374億円)となり、2016年7月以来初めて前年比の収益からの減少となった。
しかしながら、アナリストによると、ゲーミング監察協調局が金曜に発表した数字はマカオの29か月連続GGR増加という記録を終わらせるものではあったが、1月の最後の踏ん張りによって、予想されていたよりも高い数字となった。
来週の旧正月を前に年間の減速傾向を議論する中で、ユニオン・ゲーミングのグラント・ゴバートセン氏は、「1月の結果に勇気づけられており、特に今年の旧正月のタイミングを考えると、マーケットは世間が認めている以上に好調であると見ている。
このタイミングの違い(昨年は2月16日で今年は2月5日)によって、伝統的な旧正月前の減速は去年の2月に対して今年はほぼ1月に収まっている。故に、去年の1月は増加で、今年の1月は減少という結果になった。
このことにもかかわらず、そして1月の最後の約10日間に起こった旧正月前の減速にもかかわらず、マーケットは非常に上昇傾向を感じており、月末は予測されていたよりも忙しかった」
ゴバートセン氏は、1月が旧正月のタイミングのために苦戦した一方で、2月は利益を享受するだろうと付け加え、順調な訪問客数とマスマーケットの高い需要を背景にGGRが約9%増加すると予想した。
投資顧問会社のバーンスタインは4%から7%の間の成長を予想しており、その一方でブルームバーグの予想は現時点で5%に落ち着いている。