最高経営責任者
スカイシティ・エンターテイメント・グループ
パワースコア: 735
昨年の順位: 無
評価理由
- ザ スター・シドニーとスロット巨人のアリストクラートの元マーケティングエグゼクティブ
- 同社のデジタルゲーミング業を成長させた
3名の上級管理職の突然の辞任により、マイケル・アハーン氏は昨年11月ニュージーランドのスカイシティ・エンターテイメント・グループのトップとなり、慣れるまでの時間のない中での新役職就任となった。
同氏は、在職期間の初期の大半の時間を、新型コロナ感染拡大の真っただ中で休業などの影響を受けたオークランド、クイーンズタウン、そしてハミルトンにあるスカイシティのニュージーランドにある3軒のカジノ、そしてアデレードにある唯一のオーストラリアのリゾートの対応に追われていた。
当記事を執筆時点では、未だスカイシティ・オークランドとスカイシティ・ハミルトンの2軒は休業しており、旗艦であるオークランドのIRについては8月18日から休業している。しかし、1億,5600万NZドル(約127億円)の利益を上げた同社の21年度の業績など十分に明るい方向へと進んでいることで、同氏は将来の見通しに自信を持っている。
同社の業績は、強力な国内市場にけん引されており、隣接するオーストラリアでのクラウンリゾーツの問題を受けて、4月に国際ジャンケットとの取引中止の決定を下したのは、この国内市場がカギを握っている。同社はまた、オンラインゲーミング事業であるスカイシティ・オンラインカジノも着実に成長しており、アクティブ顧客数が2月中旬の24,400から4月には38,000に、そして2021年6月30日には45,000まで増加している。
2019年に最高執行責任者としてスカイシティ・オンライン設立の指揮を執っていたのはアハーン氏自身であった。同氏はランドベース及びオンラインゲーミングの両方で幅広い経験を持ち、2年前に同社に入社した。同氏は英国大手のPaddy Power Betfairでのコマーシャル、運営そして製品部門で数々の上級管理職を歴任し、またオーストラリアとニュージーランドでアリストクラートのCOOを務め、ザ・スター・シドニーでもいくつかの上級管理職を歴任した実績がある。