ギャラクシー・マカオの第3フェーズ開発で、先月30日(土)に屋根の一部が崩落し、作業をしていた5人が負傷した。
マカオ労働局(DSAL)が発表した情報によると、事故の原因を調査している間は、請負業者はその地域でのすべての作業を中止するように命じられているとのこと。DSALは、この事故には「エンジニアリング設計またはエンジニアリングの品質の問題が関係している可能性がある」と述べた。
30日(土)の朝に屋根が崩落した際、負傷した5人の作業員は全員、屋根部分の下で働いていたと見られている。その後全員が病院に運ばれ、うち2人の作業員が経過観察のため入院中である。

ギャラクシー・マカオの所有者であり運営者であるギャラクシー・エンターテインメント・グループは声明の中で、この事故について「深く憂慮している」とし、次のように述べた。
「この事故を知った後、弊社はすぐに関連する政府部門に連絡をし、5人の負傷した作業員が病院に運ばれたこと、事態把握と必要な支援を提供するために担当者を割り当てた。
現在、軽傷を負った3名の方は退院し、残り2名は引き続き経過観察のため入院中である。
この場をお借りして、関係者の皆様に衷心よりお見舞いを申し上げます。弊社また、この事故に関連のあるガラスシャンデリアの設置について、請負業者に徹底的な調査を実施するよう依頼している。
この事故は現在調査中のため、提供できる情報は以上となる」。

DSALは同日に崩落した屋根の画像を多数公開したが、GEGは、この週末にソーシャルメディアで拡散された事故直後を映したとするビデオ映像の信憑性に異議を唱えている。Inside Asian Gamingはこれらのビデオのいくつかを視聴したが、それらの情報源または正確性を検証することができなかった。
GEGは次のように述べた。「我々は、ソーシャルメディア上で誤った内容を示すビデオが拡散されていることを知った。そのため、これを機にそのビデオが事故とは関係がないことを明確に述べておく。弊社はこのような事態に対して適切な行動を取る準備もある」。
開発作業が一時的に停止されたため、DSALは次のように言及した。法令No. 44/91/Mに従い、「請負業者は、現場の安全な作業環境と施設の運用を確保し、労働者の命を守るために建設安全手順に従い彼らを監督する義務がある。
労働局は、建設現場の労働安全と健康状態の管理を引き続き強化していくつもりだ。もし上記事項について違反があった場合は、法律に従い対処となる」。
ギャラクシー・マカオの第3フェーズでは、多くの新規開業ホテル、新たなゲーミングおよび小売スペース、そしてギャラクシー・インターナショナル・コンベンションセンターが増設となり、2022年に開発完了を予定している。