フィリピンの下院は、ボラカイ島の開発を監督する新たな政府機関を設立する法案を承認した。
国営フィリピン通信社によると、ボラカイ島開発局(BIDA)は、ボラカイ島および周辺の小島全体を含むボラカイ島開発ゾーンの管理、開発、運営、保全、修復を行うとされる。
この開発地区は、ボラカイ島の天然資源と生物多様性を維持しつつ、雇用創出と外国投資の促進を目的とした「自立した産業、商業、レジャー、金融、投資の中心地」に生まれ変わると同メディアは述べている。
BIDAは、新型コロナウイルスの感染拡大から経済復興を支えるために、2018年から実施されていたボラカイ島でのカジノの新規開発の一時停止をロドリゴ・ドゥテルテ大統領が先月に解除した後に設立された。
その後、2つのグループが以前に計画されていたカジノとIRの開発再開に関心を示している。アンドリュー・タン氏のアライアンス・グローバル・グループと、おそらくマカオのギャラクシー・エンターテインメント・グループと提携しているレジャー&リゾーツ・ワールドだ。
BIDAでは、ボラカイ島を「環境的に持続可能で、安全性に配慮した観光地」としてアピールするために、すべての新たな観光施設は「優れた国際基準」を満すことを条件としている。