マレーシアでは、新型コロナウイルスの感染拡大が生じてから3回目のロックダウンに入るため、同国のリゾートワールド・ゲンティン(以下RWG)では、一部の営業のみ継続している。
同国首相は月曜日に、感染拡大が未だに止まらないことを受け、5月12日から少なくとも6月7日まで、新たな活動制限令の発令を発表。同国では過去7日間に、1日平均約3,850件の新規感染者が発生している。
しかし、今回で3度目の活動制限令は、これまでのロックダウンよりも厳しいものではないとされ、多少の猶予がある。州間および地域間の移動は禁止され、教育機関も閉鎖されるが、経済分野は通常通りの業務を行うことが認められている。
Inside Asian GamingがRWGに問い合わせたところ、営業はしているものの、ゲーミングや小売店の営業は制限されていることが確認された。
この制限令を受け、ゲンティン・カジノ、ゲンティン・クラブ、ゲンティン・クラブ・プライベート・ゲーミングは、ゲンティン・リワード会員のみが利用可能。ゲンティン・グランドおよびハイランドホテルは営業しており、後者はゲンティン・リワードのゴールド会員以上のみが利用できる一方、飲食店は全てテイクアウトのみとなっている。
ショッピングモールのスカイアベニューとファーストワールドプラザは営業しているが、商品は限られている。
これは、同国政府の現行の標準作業手順書に沿ったものだ、と担当者はコメント。
RWGは、1月22日に営業を一時停止した後、政府が活動制限令を緩和したため、2月18日に再開。
また、新型コロナウイルスが最初に発生し、ヤシン首相によって同国初の活動制限令が発令された2020年には、3月18日から6月19日までの3カ月間、営業を停止していたこともあった。