韓国の文化体育観光部は、仁川の統合型リゾート、インスパイア・コリアの開業期限を6カ月延長するというモヒガン・ゲーミング&エンターテイメントからの要請を承認した。
京畿日報によるこの承認に関する報道で、インスパイア・コリアは当初の開業目標日であった2022年ではなく、2023年前半に開業となる予定であることが明らかになった。同部はまた、屋外テーマパークの開発を承認した。
インスパイア・コリアのCEOであるアンドリュー・ビラニー氏は、「我々は、2023年にインスパイアを開業するためにリゾートの開発作業を進め、資金調達を完了するよう最善を尽くすつもりだ。」と述べた。
モヒガンは2月の第4四半期の決算発表で、今後数か月以内にインスパイア・コリアの建設工事完了に向けた必要な最終資金を確保できることに自信を持っているが、韓国の「優良」特定団体からの資金調達を完了する間に、16億米ドル(約1,772億円)をかけた第1期の建設工事が「大幅にスローダウン」していると述べた。
モヒガンは2019年、16億米ドル(約1,772億円)の建設費には自社財源からの3億米ドル(約332億円)に加えて、韓国の「優良」団体からなるコンソーシアムからの9億米ドル(約996億円)、仁川国際空港公社による2億米ドル(約221億円)相当のインフラおよび改良費、そして融資による2億米(約221億円)ドルが含まれると説明していた。
「韓国では、新型コロナによる制限が非常に大きな意味を持っている。国内感染者数が少ないにもかかわらず、彼らは非常に慎重であり、その結果物事がスローダウンしている。
しかし、我々は今後数カ月間に資金調達を完了し、建設工事を再び加速させることができると楽観的な見通しを持っている。」と、2月にモヒガンの企業財務担当副社長であるクリス・ジョーンズ氏は述べた。
モヒガンの6カ月間の延長要請に対する承認は、近隣に位置するミダンシティ・リゾートコンプレックス(以前はシーザーズ・コリアとして知られていた)の新所有者が同施設の建設完了に関し、3年間の延長要請を拒否されてからわずか数週間後に行われた。その代わり12カ月の猶予が与えられた。
モヒガン自身は今週、韓国IRの裏側を牽引していた1人であるマリオ・コントメルコス氏に別れを告げた。同氏は水曜日にCEOを正式に辞任した。
同氏が去った一方で、モヒガンは先週、日本および韓国でのアジア進出の取り組みを監督する国際部門プレジデントとして、元CEOのボビー・ソーパー氏を再び迎え入れたことを発表した。