IR(統合型リゾート施設)の参入をめぐり、収賄と証人買収の罪で起訴された衆議院議員の秋元司被告の初公判が、3月29日に開かれる方向で最終調整に入ったことがFNNの取材でわかった。
秋元司被告は、IR参入を目指す中国企業500ドットコム社からおよそ760万円相当の賄賂を受け取った罪に問われており、さらに500社元顧問に裁判で偽証をする報酬として現金2,000万円を渡そうとした証人買収の罪でも起訴されている。
IR汚職事件で贈賄罪に問われた4人は全員が一審で有罪とされている。秋元議員ら収賄側は争点と証拠を絞り込む公判前整理手続きが進行中で、初公判の期日は決まっていなかった。関係者に軒並み有罪判決が下されるなか、秋元被告は逮捕から一貫して関与を否定している。