IR(統合型リゾート施設)誘致をめぐり、横浜市は15日、事業者1者が資格審査を通過したと公表した。受け付けた事業者数や通過した事業者名は明らかにされていない。
市は、IR設置運営事業者選定に参加するための資格審査書類を2月5日〜5月17日まで受け付けており、2月15日〜5月31日までに結果を通知する。審査結果は原則10日以内に事業者に通知し、受付開始日の2月5日に申請されたものについては2月15日に通知するとしていた。
資格審査に通過した事業者は、3〜4月に競争的対話(希望者対象)を経て、提案審査書類を提出する。提案審査書類の受付期限は6月1日〜6月11日。有識者による選定委員会が事業内容を非公開で審査する。市は、2021年夏ごろに設置運営事業予定者を選定し公表する予定。
2019年に横浜市がIRの構想案を募集した際、応募した海外でのカジノ運営の実績がある7事業者のうち「ラスベガス・サンズ」と「ウィン・リゾーツ」がその後、参加を見合わせており、継続して参入へ意欲を見せる「ギャラクシーエンターテインメントジャパン」「ゲンティン・シンガポール」「SHOTOKU」「セガサミーホールディングス」「メルコリゾーツ&エンターテインメント」の5事業者が有力視されている。