横浜市は、IR(カジノを含む統合型リゾート)の推進に関連し、2021年2~3月に市民向けのオンライン説明会を開催する。全6回の開催予定で横浜市の直近の作業状況などを説明し、質問を受ける。説明会は市内18会場でも中継し、インターネットでの視聴が難しい人などに配慮する。日本経済新聞が伝えた。
市が開催する「IR事業説明会」は、市民の理解促進を目指すために実施される。1回あたり2時間程度で、都市整備局の担当者らが作業状況などを説明する。各回ともに基本的に同じ内容で市民や市内在勤・在学の人が対象。新型コロナウイルスの感染予防の観点からオンラインでの開催としたという。
インターネット会議システム「Zoom」を用いて1回あたり60人が参加できるようにするほか、毎回3区ずつ設ける「サテライト会場」でも各30人ずつを受け入れ「Zoom」で中継する。それぞれ参加者からの質問も受け、説明会の様子はユーチューブでライブ配信する。
同市では19年12月から、林文子市長らが経緯やIR施設の概要などを市民に直接説明する「市民説明会」を実施したが、新型コロナの影響で18区のうち6区では実施できず、動画配信などで代替していた。