会長兼代表取締役
SJMホールディングス
会長
ソシエダーデ・デ・ジョゴス・デ・マカオ SA
取締役
STDM
パワースコア: 1,018
昨年の順位: 34
評価理由
• 2018年6月、父親で「カジノ王」のスタンレー・ホー氏からSJMホールディングス会長職を
• 引き継いだマカオ最古のカジノ事業者の対外的な顔として台頭
父であるスタンレー・ホー氏からSJMホールディングス会長職を引き継いだデイジ ー・ホー氏の2018年6月の昇進は、一時代の終わりを示していた。また、姉であるパンジー・ホー氏がSJM支配権をめぐる長年の闘いに勝利したことも示していた。
昨年、フォック基金会(Fok Foundation)との取引によってパンジー・ホー氏は最終的な支配権を手に入れることになった。デイジー・ホー氏は、企業ピラミッドの頂点に君臨し、6月の年次株主総会で、姉の代理を務めることが出来ると推定される正式代理人に任命された。
デイジー・ホー氏は信徳集団(シュンタックホールディングス)の副業務執行取締役兼最高財務責任者として姉の下で働いている。信徳は不動産、交通、ホスピタリティを手掛ける複合企業で、こちらも父親であるスタンレー・ホー氏が創業した。
最近のパワープレイの中で、1970年代からスタンレー・ホー氏と働いてきたルイス・ウ氏が6月にSJMのCOOの座を追われ、この動きはデイジー/パンジー・ホー派の勝利と見られている。ウ氏の後任となったフランク・マクファデン氏は、サンズ・マカオの開業のためにマカオにやって来た人物で、その後グランド・リスボアの完成と開業のためにSJMに加わった。ウ氏は現在、SJMが長らく求めていたコタイの統合型リゾート、グランド・リスボア・パレスのオープンを助け、幹部層に能力とプロ意識を持たせるための役割を担っている。
会長のデイジー・ホー氏はSJM、そしてマカオゲーミング業界全体としての対外的な顔として台頭してきている。ゲーミング界で活躍する兄弟全員の中で、M-BA(経営学修士)資格を持つのはデイジー・ホー氏のみである。