マカオが新型コロナウイルスの世界的流行の影響から回復する中、一日の訪マカオ旅客数が2万人を超え、ホテル客室稼働率はおよそ40%に増加している。
今回の数字の改善を明かしたのは、マカオ政府観光局(MGTO)のマリア・エレナ・デ・セナ・フェルナンデス局長で、一日の旅客数が22,500人にまで達した10月の大型連休の効果がつい最近まで続いていることを考えると、それらの数字は増加し続けると予想していると話した。直近のアップデートは、ここ数日間に当局が確認した増加を考慮に入れている。
9月のマカオのホテル客室稼働率はたった16.4%だったものの、アナリストたちは今週、10月中のゲーミング粗収益は明らかに上昇軌道を示しており、同月のGGRは過去6カ月の1カ月90%またはそれ以上という減少に対して、前年比で約73%の減少になると予想されると述べている。
ザ・ベネチアン・マカオ、ザ・パリジャン・マカオ、サンズコタイセントラル、フィーシーズンズおよびサンズ・マカオを運営するラスベガス・サンズは、先週の業績発表の中で、第2、3四半期の大きな損失の後、今月からわずかにプラスのEBITDAを計上し始めていると述べていた。
この前向きなニュースと同時に、マカオは水曜、山東省青島市からの訪問客に今後14日間の隔離を求めない方針を発表した。
最近小規模の感染拡大に苦しんだ青島市だが、地元当局は全市民を対象としたPCR検査を実施し、10月13日以降は1件の市中感染も報告されていないと述べた。現在は「低リスク地域」に指定されている。
セナ・フェルナンデス局長は水曜、MGTOは中国の文化観光部との間で、より多くのマカオへの団体パッケージ旅行を認める可能性について協議を続けていることも明かした。その種のツアーの停止期間は最近延長されていた。