オカダ・マニラを運営するタイガーリゾートレジャー&エンターテインメント(TRLEI)の親会社、株式会社ユニバーサルエンターテインメントが、既存社債の条件変更に100%の同意が得られなかったことを受けて、既存社債6億米ドル(約627.98億円)を置き換えるエクスチェンジ・オファー(交換募集)を実施すると話す。
同社は9月、年8.5%の利率を維持しながら、2021年の満期日を2024年12月11日に変更するための承認を社債権者に求めると発表していた。
ユニバーサルが取得したのが、既存社債の80.3%にあたる4億8,200万米ドルの有効な応募と同意であったことで、既存社債権者の100%の承認が必要であったその計画は先週失敗に終わった。
代わりにユニバーサルは、2024年満期の新社債4億8,200万米ドルに関して、必要とされる同意が75%以上であった交換募集を実施する。1億1,800万米ドルの残存社債は2021年12月11日の満期日に償還される予定。
交換募集が、追加の資金調達というよりも相当額の返済を遅らせるのに役立つ一方で、ユニバーサルは先週、以前発表していた追加私募債の発行額を1億ドルから1億3,500万ドルに増額することを明かした。
ユニバーサルは最近、日本での好調なパチスロの新タイトル販売のおかげで、上半期に126億7,000万円の利益を報告していた。しかしながら、オカダ・マニラの業績は芳しくなく、売上高は48.8%減の161億円に落ち込み、52億7,000万円の営業損失を計上した。