マカオのカジノの前線で働くおよそ5万3千人のスタッフが新型コロナウイルス検査を受け、全ての結果が陰性だったことを衛生当局が木曜発表した。
マカオ政府衛生局とゲーミング監察協調局(DICJ)は7月、通常の状態へと戻り始めているマカオ-本土間の入境口の交流、そして個人訪問スキーム(IVS)によって、カジノへの入場者全員に過去7日以内に取得したウイルス検査陰性結果の提出が義務付けられるようになることを明かしていた。また、従業員には同様の制限が適用されず、前線で働くスタッフは、無料で提供される一度限りの新型コロナウイルス検査を通過しなければならないとも述べていた。この検査は、全てのディーラ―、両替所スタッフ、警備員、その他前線で働くスタッフ、そしてジャンケット従業員などに適用された。
木曜、衛生局は、コンセッション保有6社のカジノスタッフほぼ全員がウイルス検査を受けており、残っているのはほんの少数だと述べた。
このニュースの前日には、DICJが、もしゲーミングエリアで勤務した人の中から新たに陽性の検査結果が判明した場合、2月以降初めてカジノは休業に直面すると警告していた。
マカオでは、5カ月以上新型コロナウイルスの新規市中感染例は確認されていない。