マカオ衛生局職員によると、現場で働くマカオのカジノ従業員は、7日ごとに新型コロナウイルス検査を新規に受ける必要はなくなり、全員がカジノフロアへの復帰前に一度限りの検査を受けることが義務付けられる。
今週、マカオから広東省に到着した人に対する14日間の隔離義務撤廃が発表されたことを受けて、火曜、従業員向けの安全手順の詳細が明かされた。入境制限緩和によって、3月下旬以来初めてマカオに中国本土からの訪問客が戻ると予想される中で、ゲーミング監察協調局(DICJ)はカジノ入場者全員に、7月15日深夜から、有効日数以内に取得した新型コロナウイルス検査の陰性結果の提出、そして健康コード「グリーン」の提示が義務付けられることを規定した。
火曜、DICJと衛生局は、カジノ従業員に対してはそれと同じ条件は適用されないが、全員が一度限りの新型コロナウイルス検査にパスする必要があると正式に発表した。検査は無料で提供され、ディーラー、両替所スタッフ、警備スタッフ、その他現場で働く従業員およびジャンケット従業員全員に適用される。
公立の仁伯爵総合病院の臨床部長、アルヴィス・ロー・レック・ロン(Alvis Lo Iek Long)氏によると、衛生局が数回に分けてスタッフが検査を受けられるよう調整する。政府は現在、1日に約5,000件の検査を実施しているが、最大で1万6,000件の検査能力を持っている。
ロー氏は、「衛生局が実際にカジノ従業員のテスト実施スケジュールの調整方法を分析する。我々はまだDICJと(詳細を)協議している。目標は感染拡大の阻止。これまでのところ、ディーラー、両替所スタッフ、警備スタッフは決まっているが、他の現場スタッフに関してはまだ情報がない」と述べた。
DICJは、ゲーミング事業者に対して、カジノフロアにある400以上の入口と従業員用の47の入口に体温スクリーニング装置の導入も義務付ける予定だと述べた。