日本IR協会(JIRA)が、国内のIR開発への新型コロナウイルス感染症の影響を調査するアンケートを開始した。
今週金曜の7月17日まで実施されるこのアンケートは、新型コロナウイルス感染症の世界的流行が全業界関係者に与える影響を把握することが狙い。
JIRAの中山彩子代表は、「今回の新型コロナウイルスの影響は、誠意を持って日本の国益、地域経済、地域社会にとって有益なIR(統合型リゾート)を実現しようとしているIR事業者及びコンソーシアム事業者、自治体、そして多くの関係者にとって小さいものではなく、このままその声を聞かずに進めていくことが変化の大きい世界のIR(統合型リゾート)業界の中で、最適な日本型IRを実現していくことができるのか、課題があるように感じている。
新型コロナウイルスと共存する社会の地域活性化のための役割も担える可能性を含んでいる日本のIRはどうあるべきなのか。アフターコロナの新しいインバウンド施策としての『日本型IR』はどうあるべきなのか。
このような全く新しい課題と向き合う必要性が生じてきている中で、まずは現在において、関係者が抱えている課題を出来るだけ事実に近い形として把握する機会を創出することが重要であると感じた。
今後は本アンケートで浮かび上がってくる課題の解決策を模索していくステップも想定している。この段階では、日本により良いIRを実現するために乗り越える必要がある課題を関係者の多くと共有し、協力体制を実現することも視野に入れている」と述べた。
この匿名のアンケートは英語・日本語の両方で用意されており、ここをクリックすると開始できる。
調査結果はJIRAウェブサイトに掲載されると同時に、全調査結果(記述式回答を除く)が回答した人全員にEメールで送られる予定。