埼玉県警は13日午後、JR西川口駅近くのバカラ賭博店を家宅捜索し、14日までに従業員13人と客ら5人の計18人を賭博開帳図利や賭博などの疑いで逮捕した。県警が14日発表した。県警は、全員の認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は、埼玉県川口市の雑居ビル5階にある店舗でバカラ賭博場を開き、客に違法なバカラ賭博をさせて利益を図るなどした疑い。県警によると、店舗の捜索で現金約1,200万円やバカラ台4台、賭博に用いたトランプやチップなどを押収しており、店の売上金が暴力団の資金源になっていたとみて捜査する。
同店は2017年に社交飲食店やゲームセンターとして営業許可を得ていたが、一年以上前からバカラ賭博を行なっていたとみられている。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言中も窓の無い密閉度の高い店内で営業をしていたという。昨年6月に匿名の男性から「バカラ賭博を開いている」と県警に情報提供があり、捜査をしていた。
インターネットの匿名掲示板には当該エリアの違法賭博場関連スレッドがあり、かねてからこのバカラ賭博場の名前も上がっており、駐車場代は店持ちなどと具体的な内容の書き込みがされていた。