ゲンティン香港のゲンティンクルーズラインは、シンガポールで働く外国人労働者で新型コロナウイルス感染症から回復した患者の一時的な収容場所として、同社のクルーズ船2隻を提供する。
同クルーズラインは月曜、『スーパースター・ジェミナイ』と『スーパースター・アクエリアス』がすでに、労働者のために強化された安全および消毒対策を実施するなど、シンガポール政府による評価チェックを完了したことを報告した。
ドリームクルーズの社長で、ゲンティンクルーズラインのインターナショナルセールス統括責任者のマイケル・ゴー氏は、「当社の船上施設、そして予防・安全基準が、このイニシアチブのためのシンガポールの厳しい要件を満たしたことを嬉しく思う。
パンデミックが始まった時から、ゲンティンクルーズラインは、ゲストおよび乗員の安全と健康を守るために、最も厳しい基準の予防衛生、消毒お及び除菌手順などの厳重な予防策を実施してきた。その結果、今日までに乗船中のゲストや乗員の中から新型コロナウイルスへの感染者、またはゲンティンクルーズラインのいずれかのクルーズ船経由でのウイルス感染例は報告されていない。
これに加えて、ゲンティンクルーズラインの船の設計によって、外の新鮮な空気を100%フィルターを通して、キャビンや船上の共有スペースに送り込むことができ、船内で空気を再循環させることなく、船全体での新鮮な空気の断続的かつ健やかな流れを確保することができる。
我々はまた、先手を打ったアプローチも取ってきており、新型コロナウイルスの世界的流行を念頭に入れて、将来的な配備に向けて、強化された包括的な対策を当社のクルーズ船全体に提供するために、自社の防止・対応策を慎重に見直してきた。我々はそれを新安全基準として採用する予定で、業界もそうすることを願っている」と述べた。
