年に一度の世界最大のゲーミング業界見本市、ICEロンドンが今月開催されることでゲーミング界の注目が再びイギリスに集まっている。
2020年2月4日から6日まで、ICE Londonがエクセル展覧会センターに戻ってくる。初出展73社を含むおよそ700の出展者が、ランドベースとオンラインゲーミング業界両方の最新情報を展示する。
以前ホームとしていたアールズコートから2013年にエクセルという広大な施設に場所を移してから8年目となるICE Londonは、2012年の出展430社、展示エリア22,500㎡そして来場者21,336人から、昨年の開催回には初めて出展者が600社を超え、展示スペースは47,500㎡に拡大し、36,093人の来場者を迎えるなど、記録を更新し続けてきた。
2020年の最終的な数字はまだ分からないものの、出展者数は再びこれまでを優に上回り、合計床面積は49,500㎡という広大な広さとなる予定だ。
ICE Londonの主催者、クラリオン・イベンツのマーケティング部門トップ、ダン・ストーン氏は「ICE Londonはその歴史の中で最も大きな成功と言える時代を経験している。業界では継続して吸収合併が行われているにもかかわらず、ICEは展示が占めるフロアの純面積、そして世界の人々に向けて製品やサービスを発信する場所としてロンドンを選ぶ出展者の数を増やし続けている。
我々は、既存の出展者のスペース拡大と同様、ICE Londonへの初出展を心から歓迎する。それは、ICE Londonを新鮮かつ刺激的な場所にし続ける重要な部分であり、潜在的な新しいサプライヤ ーたちと会える場所があるということが世界中からの来場者たちの心に響くことを知っている」と語る。
ICE Londonが成功し続ける別の秘訣は、ICE VOXだ。2日間にわたって行われるこのイベントでは、ゲーミング領域全体の最新トレンドや進歩に関するインサイトが提供される。
今年のICE VOXは特に多様性に焦点を当てており、クラリオンのサディ・ウォルターズ氏は「2020年の目標は、権力の座にある女性たちの立場を反映し、これを内容の一部として確実に議論すること。しかしながら、極めて重要なことは、これが単に代表ということだけではなく、委員会の構成が業界全体を反映しており、議題を通じて提示されるアイデアやインサイトが、今後未来に向かって業界の形成や推進の一助となるよう尽力している様々な人の声から来ているということを明確にすることだ」と話す。
今年のICE VOXにアジアを代表して出席するのは、PAGCORのアンドレア・ドミンゴ会長兼CEO、メルコリゾーツの企業コンプライアンス部トップ、イソベル・ジョン氏、メルコリゾーツの国際部COO、アンディ・チョイ氏、サイエンティフィック・ゲームズのアジア副社長兼専務取締役、ケン・ジョリー氏、グローバル・マーケット・アドバイザ ーズのブレンダン・バスマン氏とスティーブ・ギャラウェイ氏、日本IR協会の中山彩子氏、そしてMGMチャイナのジョン・シグリー氏など。
Inside Asian Gamingは今回もICEにチームで参加します。お越しの際にはブース番号ND9-Dに是非お立ち寄りください。