マカオのゲーミング規制機関は、カジノ及び統合型リゾート内での感染症の防止・管理を強化する目的で追加の温度検出装置を購入する行政区のカジノ事業者を支援するという。
この動きは、中国中部にある武漢市でのウイルス性肺炎の大流行に関する懸念、そしてその後、マカオの医療機関が最近武漢に旅行し、呼吸器系の症状を示す患者の8の症例を報告したことを受けてのものとなる。
ゲーミング監察協調局(DICJ)は先週後半、マカオのコンセッション保有6社に感染症の流行を防止する狙いの新しい対策を伝える会合を持った後の火曜、このプロセスを円滑に行うために必要な装置の購入に関して事業者を支援することを発表した。
DICJは、「マカオ政府が『武漢原因不明肺炎』の警戒レベルを1月5日に第3級に引き上げて以来、6社のゲーミング企業は、引き続き手持ちの銃型温度測定器を使用してカジノ入口での体温検知を行なっている。同時に、体温検出装置システムも購入されており、カジノの出入口に導入して体温測定をスピードアップする準備ができている。カジノは、短期間に大量の温度検出装置を購入する必要があるために、管理局と衛生局はゲーミング企業を支援して装置の購入と到着をスピードアップさせている。ゲーミング管理局は、カジノの営業環境の安全性を非常に重要視しており、効果的な対策を講じてエンターテイメントでの感染症の影響を軽減させる」と述べた。
マカオの衛生局は火曜、報告を受けている発熱と呼吸器系の症状を訴えた8の症例のうちの7つが、インフルエンザまたは普通の風邪といったウイルス性の感染症と診断されており、残りは現在も病院で隔離された状態での治療を受けている。