ランディング・インターナショナル・デベロップメントの会長、ヤン・ジフイ(仰智慧)氏が、同社の過半数株を所有するランディング・インターナショナル(LIL)の全株式の財産保全管理人として最近指名された個人2人に対して召喚状を送達した。
今回の召喚状は、清算人たちが2件のLILの保有状況の開示を提出していたことが11月前半に明らかになったことに関係している。LILは、ヤン氏が100%所有するランディング・インターナショナル・ディベロップメントの50.48%の株式を保有している。
それらの開示は、財産保全管理人として指名されているグレン・ホー・クォック・レオン(Glen Ho Kwok Leung)氏とデレク・ライ・カー・ヤン(Derek Lai Kar Yan)氏の2人の個人によって提出された。この2人は他では監査法人デロイト・トウシュ・トーマツの従業員として記載されている。
金曜の報告書の中で状況の進捗を明かしたランディング・インターナショナル・ディベロップメントは、「特に、財産保全管財人の指名行為が無効であるという宣言を、とりわけ、当該財産保全管理人それぞれに対して主張するために、原告として同氏(ヤン氏)によって、召喚状が送達されている」と述べた。
ランディングは、依頼への強い意志、または依頼しないのどちらかが動き出すまで、状況に関する最新情報を継続して毎月共有していくと述べた。
ヤン氏は以前、財産保全管理人の指名についての認識を否定し、「状況を詳しく調べ、当該株式(Relevant Shares)への同氏の持ち分を守るために必要かつ適切な全ての措置を取る」と明言していた。
ランディングの直近の決算報告によると、同社は2019年6月30日までの6カ月間に8億3,560万香港ドル(約115億8,877万円)の損失を報告し、済州神話ワールドのランディングカジノのゲーミング収益は、14.1億香港ドルから、同期間は7,980万香港ドルへと落ち込んだ。