スターズ・グループが、同社のオーストラリア拠点のスポーツくじ事業、BetEasyの少数株主との間で合意に達し、残りの20%の株式を1億5,100万豪ドル(約112億円)で取得する。
スターズ・グループと英ブックメーカー大手、フラッター・エンターテインメントの122億米ドルの大型合併が提案される最中に行われたこの合意には、カナダ拠点のスターズから少数株主への業績に応じた1億米ドルの追加支払いが含まれている。スターズ・グループは、元オーストラリア人向けスポーツくじ会社のクラウンベット・ホールディングスとウィリアム・ヒル・オーストラリア・ホールディングスの株式を合わせて80%取得した後、2018年8月にBetEasyブランドを再開した。
スターズ・グループのラフィ・アシュケナジCEOは、「当社のBetEasy事業に関して今回の合意に達することができて大変うれしく思う。
2018年のクラウンベットとウィリアム・ヒル・オーストラリアの取得を通じたBetEasyの開始が、オーストラリアトップの事業者の一つを作り出し、高い成長率を誇る規制市場への当社のエクスポージャーを増加させた。」と述べた。
2020年1月1日からBetEasyのCEOを引き継ぐのが、同社で現在戦略&規制関連部門のディレクターを務めるアンドリュー・メンズ氏で、マット・トリップ氏は非業務執行社長として暫定ベースで「現行のリーダーシップ」を提供していく。
この取引は、スターズ・グループが19年度決算書を発表、またはフラッターとの合併が完了してから90日以内に行われることが予想されている。