業務執行取締役兼社長
ユニバーサルエンターテインメント
パワースコア: 747
昨年の順位: 38
評価理由
• 独自の統合型リゾートを運営する唯一の日本企業を率いる
• IRに挙がることを予想し、フィリピンの上場会社の管理を引き継いだ
• 富士本氏が2017年に追放したユニバーサル創業者の名を冠したオカダ・マニラの社名変更を検討中
富士本淳氏とそのチームは、同氏と岡田氏家族を含む同盟者によって2017年に追放されたユニバーサルエンターテインメント創業者の岡田和生氏の名を今も冠するオカダ・マニラの名称変更を検討。予定される28億米ドル(約3,029億円)のIRをデリベレートと名付けることも検討している。
2016年12月のオカダ・マニラのソフトオープン以来、昨年のウィン・リゾーツからの24億米ドルの現金注入により、2012年の株式の強制償還を解決したが、IRの第1フェーズは未完成のままである。2月にユニバーサルがフィリピン証券取引所へ上場するべく、アジアベスト・グループ・インターナショナルを買収したにもかかわらず、IRの地元手段であるタイガーリゾートはまだ取引を行なっていない。
だが、オカダ・マニラはゲーミングの支持を獲得し続けている。今年最初の8カ月間、オカダ・マニラのゲーミング粗収益(GGR)は248億ペソ(約532億円)に達し、前年から49%増加した。400台近くのテーブルと2,600台のマシンで、VIPは56%増加し、1日の平均訪問数が12,250人から15,800人に増加したため、マスのテーブル収益は48%増加し、マシン収益は38%増加した。
ユニバーサルが長い間オカダ・マニラのために得ようとしているのは、日本のIR営業権だ。ユニバーサルのカジノの管理スキルが向上し、パチンコとパチスロの機械製造の経験が増えるにつれて、ユニバーサルは日本コンソーシアムにとってより魅力的な会社となる。ユニバーサルはIRを単独でできると証明しても、害はないはずだ。