会長
パラダイスグループ
パワースコア: 911
昨年の順位: 30
評価理由
• 韓国初の10億米ドル(約1,082億円)越えの統合型リゾート、パラダイスシティを運営3年目にして着実に黒字に転換
• ソウル、仁川、釜山そして済州などの地域にある外国人専用カジノ市場でトップを走る
中韓外交摩擦にもかかわらず、2017年4月にオープンしたパラダイス シティは、初めて連続で四半期黒字を計上することになりそうだ。ゲームメーカーのセガサミーと55%対45%で設立された合弁事業のこのIRについて、内部関係者は、大部分が、パラダイスの創業者、田楽園(チョン・ラグォン)氏を父に持つ田必立(チョン・フィリップ)会長の個人的なプロジェクトとなっていると話す。会社の公式な声明では、パラダイスはシーザーズとモヒガン・サンにできる限り早く仁川のIRをオ ープンしてもらいたいと考えていると述べているが、パラダイス シティは韓国への入口となる空港の目の前での現在の独占状態を謳歌している。
JPモルガンのアナリスト、DS・キム氏は9月、中国や日本からのVIP客の取扱高がグループ全体で成長したこと(二国間の敵対する外交関係からは影響を受けていないようだ)、そしてマスセグメントが拡大したことを受けて、韓国で取引されているパラダイス株の格付をニュートラルに引き上げた。キム氏は、パラダイス シティが今年、ゲーミング取扱高と収益でグループ最高額を叩き出し、ソウルにあるウォーカーヒルカジノを上回ってから安定して利益を生み出すのを確認している。ゲーミング取扱高と収益はそれぞれ一年前から46%と62%増となり、自社内で競合するような兆候は見られていない。
釜山と済州にあるパラダイスカジノでは、今年上半期にゲーミング粗収益が合わせて24%増加し、韓国の外国人専用カジノ市場でのパラダイスのシェアは54%に達すると予想されている。