最高経営責任者
香港ジョッキークラブ
パワースコア: 1,532
昨年の順位: 17
評価理由
• HKJCの近代化と再生を助けた原動力
• HKJCが香港最大の企業主となるのを支援
香港ジョッキークラブ(HKJC)のCEOであるウィンフリード・エンゲルブレヒト-ブレスケス氏は、2018〜19年のレース売上高を1,248億2,000万香港ドル(約1兆7,330億円)とし、記録を更新。過酷なシーズンであったが素晴らしい結果を残した。
入場者数と売上高はシーズン半ばに劇的に減少したものの、最終日には1日の売上高がなんと19億7,000万香港ドル、総入場者数が221万人に達し、前年比で3.3%増加し、シーズン売上高を0.4%引き上げるなど、今年後半に再び急増した。
非営利団体として運営されるHKJCは、市最大の納税者であり、毎年数億香港ドルを慈善団体やコミュニティの活動に寄付している。また、世界のあらゆるレ ースクラブの中で最も成功している。
エンゲルブレヒト-ブレスケス氏がこの驚くべき成功のキーパーソンであることは間違いない。1998年にレーシングディレクターに就任し、その9年後にトップの職に就くこととなったこのドイツユースサッカーチームの元プレーヤーのこの人物は、HKJCを二流の著しく内向的な組織から、レース界の羨望の的となる組織へと変えた。
HKJCは同氏の監視下で、競馬場マスタープランを受けて沙田競馬場の再開発から、競走馬の質、全てが揃った競馬体験を提供するための広範な顧客セグメンテーション作業までのほぼすべての側面の変革に、大金を投資してきた。
香港の競馬という大幅に改良された製品は、その後人気が爆発的に高まり、ベッティングリングに直接移行してきた。最も顕著なのは、2013年にHKJCが提携を許可されて以来、多くの有利な海外取引が締結されたことである。