マカオでの「MGSエンターテイメントショー2019」に日本版IRのキーパーソンが集結

　大型国際ゲーミング見本市「MGSエンターテイメントショー2019」がマカオ・コタイ地区の「ヴェネチアン・マカオ・コタイ」のエキスポホールで12日から14日まで開催され、2万人が来場したとマカオ新聞が伝えている。

　MGSエンターテイメントショーは地元マカオのゲーミング機器製造業者の組合にあたる澳門娯楽設備廠商会（MGEMA）の主催で2013年にスタート。今年で7回目の開催で、ブース出展数は過去最多となる190に上った。

　なかでも注目を集めたのが日本版IRの動向だ。誘致に名乗りを挙げている長崎県と和歌山県のIR推進担当者がそれぞれ登壇し、地域の魅力や強み、進捗状況などに関してプレゼンテーションを行い、北海道・苫小牧のプロモーションビデオも上映された。

　また博報堂IR／MICE推進室の栗田朗氏がモデレーターとなり、EY Japanの渡邉真砂世氏、PwCコンサルティングの寺田匡宏氏、KPMGジャパンの丸田健太郎氏をパネリストに迎え、日本版IR実現に至る現状と今後の見通しなどを語った。

　見本市には日本の企業もこぞって参加。LT GAME JAPAN、アルゼゲーミング、コナミ、セガサミークリエイションといったゲーミング機器開発メーカーをはじめ、貨幣処理機器の日本金銭機械（JCM）やプレイングカードのエンジェルといった複数の日系サプライヤーが出展している。