香港に上場するナガコープが、35億米ドル規模のナガ3開発のための2社目の建築設計会社を指名し、世界的に有名なスキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル(SOM)がスチールマン・パートナーズと共に設計の最終仕上げを行う。
今週ラッシュ・ストリート・ジャパンの北海道統合型リゾート構想の設計事務所にも選ばれたことが発表されたSOMは、世界一高いビルのブルジュ・ハリファやニューヨークのワンワールドトレードセンターの設計でその名が知られている。
ナガコープはチームにSOMを迎え入れる決定について、「これら両社はアジア太平洋地域で他の地域型リゾートと競い合う本当の意味で世界レベルの包括的な地域型統合型エンターテイメント複合施設を開発するために、既存の構想設計案を評価・洗練させていく」と述べた。
また、ナガ3の開発に向けては地方の建設会社から「圧倒するほどの回答」があったとも述べ、その中には中国国営の中国建設(China Construction)や中国冶金科工集団(Metallurgical Corporation of China)が含まれている。同社は、プロジェクトの請負業者であるCCAGアジアが「ナガ3の開発および完成を早急に進めるための資金、経験および専門知識を持つそのような厳選された下請け業者の任命と彼らとの協力を示唆していた」と述べた。
また、カンボジア政府からはナガ3の正面に開発される「世界クラス」の庭園への承認も与えられており、ナガコープは庭園の承認によって、ナガシティウォーク、ナガ1、ナガ2とともに、ナガ3に接続された地下三階建ての駐車場の建設許可も与えられることになると述べた。