コリアーズ・インターナショナルの調査報告書によると、2018年、Meeting(会議・研修・セミナー)、Incentive(報奨・招待旅行)、Conference(大会・学会・国際会議)、Exhibition(展示会)で構成されるシンガポールのMICE業界は22億シンガポール・ドルを生み出し、同国の観光収入の22%を占めた。
その中でマリーナベイ・サンズが重要な役割を果たし、サンズ エキスポ & コンベンションセンターを訪れた約140万人の代表団を受け入れた。同施設では700の新規イベントを含む3,600ものMICEイベントが開催された。
報告書は、「マリーナベイ・サンズでの1万5千人収容の新カンファレンスセンターとMICE2020ロードマップが最近発表され、シンガポールは継続してインタラクティブな技術、経験、利便性を通じて、そしてリーダーシップを通じて代表団の体験を向上させることに焦点を当てていくだろう」と述べた。
アジア太平洋は、グローバルMICE収入の28.4%を占める2,290億米ドル(約24兆2,235億円)を生み出したことで、2018年、MICEで最も早い成長を見せる地域であることが証明されており、コリアーズは、MICEが観光促進のカギとみられていることが主な理由で、MICE客の消費額はレジャー客の1.7倍であったという事実に言及した。