フィリピンのゲーミング投資会社、レジャー&リゾーツ・ワールド(LRWC)が2019年6月30日までの3か月間に1億3,040万比ペソ(約2億6,475万円)の純損失を報告した。これは前年同期間に計上した利益9,970万比ペソからの230.8%のマイナス成長を示している。
損失の背景には、マーケティング費用、支払利息、賃料および公共料金と税金の増加による営業費の高騰、そして同社のジャンケット事業であるPIKIからの収益の大幅減があった。
パサイ市のミダス ホテル アンド カジノにあるPAGCORのカジノフィリピーノ-ミダスでジャンケット事業を共同で行うPIKIでは、同四半期の収益が5億8,170万比ペソへと前年比で37.1%の激減となった。
19年第2四半期、LRWCのカジノゲーミング収益は4億5,710万比ペソへと20.4%増加し、同社は、ブルーチップ・ゲーミング・アンド・レジャーコーポレーション(BCGLC)とゴールドコースト・レジャーワールドのカジノ子会社2社が積極的なマーケティング努力の結果、18年第2四半期の61億比ペソと比べて大幅に売上を増加させたと述べた。
子会社2社は、パンパンガ州でスロットゲームセンター、全国で4つのPAGCOR VIPクラブを運営し、スロットマシンのリース事業も行っている。
全国で152の営業所を持つLRWCのビンゴゲーム事業会社、ビンゴボナンザ・コーポレーションではGGRが23.4億比ペソへと10.7%増加した。
しかしながら、営業費は2億630万比ペソ、または24.2%増加した。