ドイツのプロポーカープレイヤーのホセイン・エンサン氏が、ラスベガスのリオホテルで行われた8,569人という巨大な戦場で最後まで生き残ったことによって、2019 ワールド・シリーズ・オブ・ポーカーを征し、1,000万米ドル(約10億8,145万円)の優勝賞金を手にした。
チップリーダーとしてファイナルテーブルに座り、最終日には何度かの短い瞬間を除いてそのリードを維持し続けた55歳のエンサン氏は、イタリアのダリオ・サンマルティーノ氏との勝負に僅差で勝利し、50周年を迎えたメインイベントの優勝者としてその歴史に名を刻む立場を守り抜いた。サンマルティーノ氏はその努力に対して600万米ドルという大きな賞金を手に入れた。
今回の勝利によって、エンサン氏は世界で最も権威のあるポーカートーナメントでの過去20年間の最年長優勝者となった。また、今年のメインイベントは2006年の参加者8,773人に次ぐ史上2番目に大きな大会となったことも今回の優勝をより記憶に残るものにさせている。
巨大な戦場からプレイヤーが次々と脱落し、今年のチャンピオンが決定するまで、戦いは13日間連続で行われた。その間187,298人のプレイヤーが89のイベントで競い合うという過去最大のシリーズが完結し、合計で2億9,300万米ドル以上の賞金が授与された。