ギャラクシー・エンターテインメント・グループの最高執行責任者 – 日本開発、テッド・チャン氏は、同社が日本のIR営業権の追求を強化するにつれて、IRを取り巻く多くの重要な誤解の修正に焦点を当てていると述べた。
チャン氏は土曜日に東京で開かれたマカオ大学主催のグローバル・リーダーシップ育成プログラム第7回東京オープンフォーラムでの講演で、ギャラクシーのマカオでの成功は、主に「社会的調和」とその事業遂行のバランスの結果であったと紹介したが、IRの有望な面を日本人に向けて伝えていくことが重要であると付け加えた。
「業界の先駆者的存在であることは喜ばしい一方で、成功への道として社会的調和のバランスをとることの重要性も信じている…そして私たちは今、日本でも同様のプロセスを経験している最中である」とチャン氏。

「コミュニティに注意深く耳を傾けると、日本のIRに関しては多くの誤解があることがわかった。これは驚くべきことではないものの、 IRを日本で受け入れられるようにするには、私たちの業界とコミュニティが共通の目標に向かって調和的に協力することが重要である」。
チャン氏は地元コミュニティと関わる間にギャラクシーが遭遇した6つの一般的な誤解、つまりはIRは単なるカジノであり、ゲーミングの顧客にのみ焦点を当て、ギャンブル中毒者を増やし、コミュニティは恩恵を受けられず、大人のためだけの遊び場であり、娯楽としてのIRはあまり文化的ではないといった内容を紹介した。
しかし現実には、「現在、日本にIRはなく、メディア、映画、テレビから得られる情報に大きく依存しており、最新のIRを経験したことのある日本人はほとんどいない」。
チャン氏は、現代のIRの現実について日本の人々を教育することが事業者の責任であると述べた。
続けて、「真の統合型リゾートとは、多様な顧客、従業員、そして利害関係者を楽しませるために開発された、複雑な施設とアトラクションである」と言及。「そして、真の責任あるIR事業者には、単に世界クラスの施設を開発し管理すること以上のものが求められる。ギャラクシーは、コミュニティに耳を傾け、協力し、当社の成功を共有していく。ビジネスの卓越性と社会的責任のバランスをとることによって、IRに関する誤解を減らすことができる。また、ビジネスはコミュニティでより調和をとりながら成長していくだろう。機会があれば、日本でも同様の方向性での展開を楽しみにしている」。