CURRENT株式会社は長崎IRが開業した場合、年間4,000億円の売り上げが見込めるとし、すでに整備に向けた総投資額5,500億円を確保していることを明言した。
これは6月27日に長崎県佐世保市で開かれた「九州・長崎統合型リゾート(IR)ビジネス構築セミナー」で、IR事業に参加意欲を持つ国内外の6事業者が構想についてプレゼンテーションした際のひとコマ。CURRENT株式会社の高木秀展・取締役管理部長は”笑顔と思いやりにあふれる物語をつくる”ことを企業理念に掲げているとし、長崎県佐世保市のハウステンボスへの事業展開に向け、長崎、佐世保に事務所を開設していることをアピールした。
その上で、マカオでの実績や開業した場合の事業イメージを報告。ハウステンボスのマリンポートをより効果的に機能させるために移設する考えや長崎空港からIR施設まで船底を透明のアクリル板にした「走る水族館」とでもいうべきエンターテインメント船を運行させる計画も明かした。
また、来場回数に応じた特典のランクアップや長崎の魅力を紹介するコンシエルジュの設置など細かいプランも挙げ「何度でも行きたくなる観光地」にしたい考えだ。
高木氏は「長崎IRが実現したら年間4,000億円の売り上げが見込める。われわれグループは5,500億円の投資をする用意をしており、すでに資金を確保している。ここ長崎でIRを実現し、成功させたい。そう強く思っている。そのためにはみなさんの力が必要です」と訴えた。