ネパールの5つ星ホテル、ハイアット リージェンシー カトマンズが、従業員による抗議運動とサービスの混乱によって、カジノを含む全ての営業を一時的に停止している。
広大な敷地を誇る同ホテルを運営するタラガオン・リージェンシー・ホテルズは火曜、この騒動を全ネパールホテル・カジノ・レストラン労働組合(All Nepal Hotel, Casino and Restaurant Workers Union)から強いられた「不必要な衝突」と説明し、ホテルとその他サービスを無期限で停止することを発表した。
現地メディアの報道によると、ハイアット リージェンシー カトマンズの400名の従業員の大半を対象に、最近様々な手当の減額が行われている。その中には有給休暇日数が90日から78日に減少し、医療保険レベルが低下することになる、年間等級昇格率の9%から5%への低下が含まれている。タラガオンは、直近の会計四半期に14.3%の増収、そして29.5%の増益となったことを報告したにもかかわらず、問題となっている手当の削減が行われた。
同社は声明の中で、「抗議運動によって、顧客に必要なサービスを提供することができない。当ホテルは、出来る限り早急に今回の衝突を解決するために関係者全員との協議を進めている。しかしそれまではホテルは一時的に業務を停止し、予約は一切受け付けない」と述べた。
ハイアット リージェンシー カトマンズには、カジノ タラが入っている。