リゾーツ・ワールド・マニラ(RWM)を所有・運営するトラベラーズ・インターナショナル・ホテル・グループでは、VIPとマスセグメントの両方での成長が続いたことにより、2019年3月31日までの3か月間のゲーミング粗収益が53.8%急増し、68.9億比ペソ(約143億円)に達した。
火曜に19年第1四半期の決算報告を発表したトラベラーズは、EBITDAも14.1億比ペソへと68.9%の大幅増となったことを明かし、セグメント利益は7億4,060万比ペソから9億2,420万比ペソへと増加した。しかしながら全セグメントを通じた純利益は、非ゲーミングセグメントでの損失の増加によって45.2%減の2億4,340万比ペソとなった。
リゾーツ・ワールド・マニラでのゲーミングの伸びは、昨年グランドウィングの1階に新しいゲーミングエリアをオープンしたことで、ゲーミングの収容能力が向上したことが大きな要因となっている。18年第1四半期から、施設全体でのゲーミングテーブル台数は233台から300台へと増え、電子ゲーミング機の台数は1,321台から1,830台へと増加した。
施設の1日当たり平均訪問者数も41.4%増加し、過去最高の35,110人を記録した。
RWMのキングソン・シアン社長兼CEOは、「昨年グランドウィングをソフトオープンして以来、とても前向きなフィードバックを受け取っている。今後も売り上げとEBITDAを継続して成長させていけると確信している。今年後半のホテルオークラマニラの開業によって、リゾーツ・ワールド・マニラの総部屋数はおよそ3,500室となり、フィリピン観光業界の継続的な成長を支えてくれるだろう」と語った。
全面営業を開始すると、グランドウィングには3階にわたるゲーミング、娯楽及び小売りスペース、そしてオークラ、ヒルトン・マニラそしてシェラトン・マニラの3つの世界的ホテルブランドがオープンする。