マカオにあるThe 13 ホテルを所有するサウスショア・ホールディングスの非執行役員兼前CEOのウォルト・パワー氏が、CEOの座を離れる件に関する最近の報道を否定するために動いた。パワー氏は非執行役員として同社に留まっている。
Inside Asian Gamingとの独占インタビューの中でパワー氏は、「マカオのThe 13でのゲーミング認可が遅れていることから、取締役会と私の双方が2019年5月1日付でCEOから非執行役員に再任命されることに同意した。会社発表で使用された正確な表現は『再任命』であり、慎重に言葉を選んだ結果このような表現になっている。CEOとしての役職を離れるということは、現在の会社の立ち位置を考慮しての単なる戦略的な動きだ。自分の成果に関するコメントは他の人に任せるが、取締役会会長と他の取締役の同意と承認によって私が取締役を続けることだけは言っておきたい。会社の取締役会のメンバーとしての責任を真剣に受け止めており、マカオのゲーミング業界での私の経験を生かして会社の前進に貢献できるのを楽しみにしている」と語った。
パワー氏は、最近の報道の中で「完全に真実と異なる」と同氏が言う他の問題についても説明し、「サウスショア・ホールディングスは現在2つのカジノを運営しておらず、以前にマカオでゲーミングライセンスが付与されたことも一切なく、私がプロジェクトのいかなる『遅延や課題』に個人的に責任があると考える株主がいるということは全く認識していない。正直に言って、特定のメディア報道のその様な主張に非常に驚いている」と話した。
The 13 ホテルは2018年8月31日に営業を開始し、ホテル宿泊とプライベートな会合を目的とするゲストを迎え入れている。しかしながら、欠陥修正の問題のために多くの部屋が全面営業を待っている状態だ。サウスショアは5月3日、1月に潜在的投資家との間の基本合意書の有効期限を2019年5月31日まで延長していたことを明かした。