世界的なゲーム開発会社、サイエンティフィック・ゲームズでは、収益と連結調整後EBITDAがそれぞれ8億3,700万米ドル(約926億9,240万円)、3億2,800万米ドルへと3%成長し、大幅に損失が減少するなど、19年第1四半期に好調な業績となったことで、今後も負債の返済に焦点を当てていく予定であると語る。
この四半期の結果は、同社のソーシャルゲーミング事業、SciPayが17.4%の少数株主持分のIPOを完了させ、その中で3億100万米ドルの資金調達に成功した翌日に発表された。
サイエンティフィック・ゲームズが同四半期に1億4,500万米ドルの債務を支払ったことを受けて、バリー・コトル社長兼CEOは、「我々は勢いを維持し続けられたことを非常に誇りに思っており、次の年を楽しみにしている。現在経験している収益性の高い成長のために、我々は効果的な事業運営、費用削減、そして強固な基礎の上に事業を構築していくことに焦点を当てている。先週、新会社としてSicPlayを公開することに成功しており、これによって負債の返済能力が向上する。 これら全ての行動が、ビジネスをスマートに成長させ、フリーキャッシュフローを促進し、株主にとって意味のある価値を生み出すという当社の確固たるコミットメントを支えている」と述べた。
同社の宝くじおよびソーシャルセグメントは、それぞれ前年比12%と22%の増益となり、ゲーミングはユニットごとの1日当たり収入の増加と国際事業での設置数の増加にも関わらず4億2,200万米ドルへとわずかに減少する結果となった。
19年第1四半期の純損失は、構造改革費とその他費用を4,500万米ドル削減したことが一因となり実現された営業利益の増加によって後押しされて、2億200万米ドルから2,400万米ドルへと減少したとサイエンティフィック・ゲームズは説明した。