マカオを拠点にするカジノ事業者、マカオレジェンド・デベロップメントが、横琴に大規模ショッピングモールを開発中の勵盈投資有限公司(Lai Ieng Investment Company)の21.5%の株式取得を完了させた。
火曜遅くに確認されたこの株式取得によって、マカオレジェンドの完全子会社、マカオレジェンド・インベストメントは総額8,450万香港ドル(約1億2千万円)の売却株式と株主ローンを取得する。以前の契約によって、マカオレジェンド・インベストメントは勵盈投資との運営契約に入ることにもなり、勵駿龐都廣場(励駿龐都広場)PONTOとして知られるショッピングモールの施設運営サービスを提供する。
勵駿龐都廣場PONTOは「16億元を超える投資が行われた横琴初の大規模ショッピング複合施設」と言われている。
マカオレジェンドは、この複合施設は横琴口岸から車で5分の距離に位置し、建設面積は約140,000㎡、小売店、飲食店そして娯楽施設など300以上の店舗が入居すると説明する。
マカオレジェンドによる21.5%の株式取得以前は、勵盈投資有限公司の70%をレイジングインベストメントが、30%をライヴィアインベストメント(Lai V a Investment)が所有していた。レイジング・インベストメントの55.7%の株式は、マカオレジェンドの共同会長兼CEO、デビッド・チャオ氏と妻のメリンダ・チャン氏が所有している。
取得条件の下でレイジングインベストメントは、勵盈投資有限公司の取締役会に最大3名の取締役を任命する資格が与えられ、マカオレジェンドはその他に2名を加えることができる。
マカオレジェンド・インベストメントの親会社、マカオレジェンド・ディベロップメントは、マカオ半島にある旗艦施設の統合型リゾート、レジェンド・パレスを含むマカオ・フィッシャーマンズ・ワーフの複合施設と、ラオスにあるサバン・レジェンドを運営する。同社は、カーボベルデのサンティアゴ本島に2億5千万ユーロをかけて統合型リゾート複合施設の開発も行っており、2019年のオープンを予定している。