ナガコープが計画中のナガ3開発では、カンボジアのIR、ナガワールドが「世界最大の川辺の統合型リゾート」になる予定の開発地に建設される5棟の新タワーの中にさらに4,720室のホテル客室が追加されることになる。
ナガコープは昨夜、ナガワールドが計画しているフェーズ3開発案を発表し、現在行われている拡張に関する詳細情報を明らかにした。特に、2028年までにプノンペンに新たに100,000室のホテル客室を追加するというカンボジア政府の目標の約4.7%をナガコープが果たすつもりであることは注目に値する。
総床面積544,801㎡のナガ3には、66階建てホテルタワーが2棟、53階建てホテルタワーが2棟、55階建てコンドテルタワー、地下3階地上12階建てのポディウムが建設される計画となっている。

ナガコープは、「ナガ3プロジェクトは、ゲーミングと非ゲーミングスペースから成るライフスタイル商品を展示する場であり、ナガ1とナガ2にはないアメニティや施設で構成されることになる。とりわけ、ハイテクバーチャルリアリティ体験屋内テーマパーク、ショッピング及びMICE施設や家族のレクレーションエリアが追加されることで、顧客の体験はさらに満足度の高い、心に響く、そして全てがそろったものになる」と述べた。
今回のプロジェクトもスティールマン・パートナーズによる設計で、ホテル運営は1社またはそれ以上の有名な世界的ホテルブランドが行う予定。
同社は「それらのブランドリゾートがアジアのどのホテルよりも洗練された品質を提供してくれることを期待している」と付け加えた。
プノンペンで2065年までの70年間のカジノ独占営業権を持つナガコープに対して、現在のカジノライセンスの元ではゲーミングスペース、テーブル数または電子ゲーミング機(EGM)数の制限は設けられておらず、ナガ3では現在の供給数に加えて800台のゲーミングテーブルと2,500台のEGMを追加で設置することが予定されている。
同社は、最近ナガ3の開発用にすでに保有していた土地に隣接する9,080㎡の土地をさらに購入したことを明かし、その土地はナガ1とナガ2の両方に接続されることになる。そして計画を進めるための政府の承認をすでに得ていることも明かした。
ナガコープは水曜、2019年3月31日までの3か月間のゲーミング粗収益が前年比32%増となる3億2,120万米ドル(約357億9,950万円)に増加し、VIPローリングチップは45%増の18.9億米ドル、そしてマステーブル・ドロップ(掛け金総額)は31%増の3億4,440万米ドルとなったことも発表した。EGMの掛け金総額は29%増の6億6,580万米ドルに増加した。