インペリアル・パシフィック・インターナショナル(IPI)は、サイパンにある統合型リゾートを苦しめる労働力不足が現在も続いているために、また次の建設期限に間に合わない可能性があると予告した。
現地メディアの報道によると、IPIの建設部門バイスプレジデントであるエリック・プーン氏が木曜、連邦カジノ委員会に対して、大幅に労働力を増強できなければ、2021年2月28日の建設完成期限に間に合わせることが出来ないと伝えた。現在現場で働く建設作業員はたった253人しかいないという。プーン氏は、計画通りに進めるためには1,000人の労働者が必要だと述べた。
宝くじ委員会は、同社が「サイパン及び米国本土で十分に高いスキルと資格を持つ建設作業員の数が劇的に減少し、良い人材を確保できない」ことが原因で、以前設定されていた2018年8月31日の期限に間に合わない可能性があると伝えたことによって、つい最近の昨年9月にIPIに対して2年半の延長を与えた。
IPIは2017年7月にも、2018年8月31日までの13か月の延長が与えられていた。
同社は木曜、4月に200人の作業員が台湾から追加で加わることを期待していると述べた。
とりわけ、2021年2月28日までというIPIの直近の期限延長は、建設期限から1日遅れるごとに5,000米ドル(約55万円)の罰金を支払うという厳しい条件の下で認められた。