カジノ機器を提供するゲーミング・パートナーズ・インターナショナル(GPI)は昨夜、主にアジア太平洋地域での好調な成長を背景に、2018年12月期の収益が7.9%増の8,700万米ドル(約96億円)、そして粗利益が19.2%増の2,700万米ドルとなったことを報告した。
GPIにとってアジア太平洋地域は、昨年最も急速な成長を見せた地域で、収益は12.5%増の2,610万米ドルにのぼり、同社の売上の30.0%を占める結果となった。ヨーロッパおよびアフリカは10.1%増の300万米ドル、そしてアメリカ大陸は5.9%増の5,790万米ドルだった。
事業区分別では、カジノ通貨売り上げが収益全体の44.2%を占める3,840万米ドルとなり、前年比で17.1%の増加となった。テーブル用品、テーブルレイアウト、ゲーミング家具、サイコロ、RFIDソリューションそして輸送の全てで成長となった一方で、収益の27.0%を占めるトランプカードだけが減少を見せ、2017年から5.6%減の2,350万米ドルにとどまった。
GPIは最近合併契約を発表し、日本のトランプ製造大手であるエンゼル・ホールディングスが1億1,000万米ドル(約122億円)で同社を買収することになっている。