電子ゲーミング装置を提供するマカオのアジア・パイオニア・エンターテインメント(APE)が、東南アジアでのビジネスの成長に後押しされて2018年12月期の純利益が361%増加となる2,070万香港ドル(約2億9千万円)を記録した。
グループの収益は前年比27%増の1億960万香港ドルにのぼり、その中には電子ゲーミング装置(electronic gaming equipment)の技術営業及び販売管理からの6,560万香港ドル、予備部品の販売からの370万香港ドル、コンサルティング及び技術サービスからの850万香港ドル、そし修理済中古電子ゲーミング機( electronic gaming machine)の販売からの250万香港ドルが含まれている。
APEの最大セグメントである技術営業及び販売管理部門では2017年からの10%減少となった一方で、最終的な収益は、カンボジアとフィリピンでの2つのリース販売に大幅に後押しされて、合計で3,040万香港ドルを計上したと同社は説明した。
また同社は、2019年も東南アジアが継続して主な成長の機会を提供するだろうとも述べ、これらのマーケットは「マカオ特別行政区よりも速く成長している」と語った。
APEは、「特に、ベトナムでのサンシティによる新カジノ開業とフィリピンとカンボジアにある新しいカジノリゾートの成長がグループに新しいビジネスをもたらしてくれる可能性がある。
グループにとって今後もコアマーケットであり続けるマカオでは、コタイ地区にグランド・リスボア・パレスとリスボエタという2つのカジノのオープンが計画されており、こちらも新たな収益の機会となるだろう」と付け加えた。