マカオ政府統計調査局(DSEC)は木曜、2018年第4四半期にマカオのカジノが雇用した正社員のディーラーの数が前年比1.1%増の24,719人となったことを明らかにした。ゲーミングセクターの正社員数は前年比1.1%増の57,246人となった。
DSECによるManpower Needs and Wages of the Gaming Sector調査(ゲーミングセクターにおける人材ニーズと賃金に関する調査)によると、同セクターでの合計新規雇用数は、2017年の同期間と比べて18年第4四半期に人材への需要がわずかに増加したことを示していた。
同期間の新規雇用の労働者数は14.4%増加し、新規雇用者率は前年比で3%の増加、欠員率は2.3%の増加となった。DESCの調査では、同四半期の欠員数は1,321人のみで、その半数以上が事務職員であったことをが示していた。
その一方で、ディーラーの賃金は同セクターの一般平均よりも低い増加率となった。正社員の平均月額賃金(ボーナスを除く)は前年比3.5%増の23,740マカオ・パタカ(約328,000円)で、同四半期のディーラーの平均賃金は前年比3%増にとどまり、20,450マカオ・パタカ(約283,000円)となった。
Manpower Needs and Wages of the Gaming Sector調査にはジャンケットプロモーターやジャンケット関係者は含まれていない。