マニラのソレア・リゾート・アンド・カジノでは、VIP、マスそして電子ゲーム機(EGM)の全セグメントで利益を上げたことで、ゲーミング粗収益(GGR)が14%増加し、2018年12月期に過去最高となる509.7億比ペソ(約1,099億円)を記録した。
親会社のブルームベリー・リゾーツが火曜に発表した業績には、2017年から2%増加し過去最高となったVIPローリングチップ売上の8102.3億比ペソと、5%増の218.2億比ペソに達したVIP収益が含まれていた。
同様に、ソレアでのマステーブル・ドロップ(掛け金総額)とEGMの掛け金総額も448.9億比ペソと2118.9億比ペソの過去最高に達し、前年比でそれぞれ22%と15%の成長となった。マスでの増加は1年を通じての訪問客数が14%増の665万人にのぼったことによって後押しされた。
マステーブル収益は前年比27%増の152.6億比ペソで、EGM収益は18%増の139億比ペソとなった。
2018年第4四半期は、ソレアでのゲーミング総粗収益が2017年の同期間から29%増加して132億3100万比ペソとなった。VIP、マステーブル、そしてEGMのGGRは前年比でそれぞれ53%、18%、10%の増加を記録した。
2018年のグループ全体の連結純収益は、前年比16%増の382.2億比ペソに達し、EBITDAは21%増の149億比ペソとなった。
ブルームベリーの韓国事業、チェジュ サンでは年間のゲーミング収益が前年比19%増となる4億8400万比ペソを記録し、同社の連結ゲーミング収益が2017年比で14%増となる482.3億比ペソに達する後押しとなった。
非ゲーミング部門でも、ブルームベリーは2018年過去最高となる66.2億比ペソの収益を上げ、これはソレアでの客室稼働率の増加、Theatre at Solaireでの上演頻度の増加、そしてThe Shoppesの新しいテナントからの賃料収入の増加によって牽引された。
ブルームベリーは、ソレアでの2018年の客室稼働率は2017年の90.7%から1.9ポイント増加の92.6%となったと述べた。