メルコリゾーツ&エンターテインメントの会長兼CEO、ローレンス・ホー氏が同社への個人の保有比率を55.8%に増加させた。これは、メルコでの同氏の支配力を強化するという一連の戦略の中で最新の比率増加となる。
米国時間先週金曜遅くに提出されたSEC報告書の中で、メルコは、ホー氏が昨年11月時点に保有していた54.6%からその比率を増加させて、現在の保有株式が770,477,237株となったことを明かした。43歳のホー氏はまた、さらに4,596,981株の普通株、217,140株の制限付き株を購入するためのオプションも保有しており、そのオプションは60日以内に権利を付与することになっている。
メルコリゾーツにホー氏が持つ55.8%の保有株式のうち、54.9%はホー氏が過半数を持つメルコ・インターナショナル・ディベロップメント・リミテッドとその子会社であるメルコレジャー&エンターテインメントグループという2社によって保有されている。
ホー氏のメルコ・インターナショナル・ディベロップメント・リミテッドでの直接および間接保有は現在合計で55.05%となっており、こちらも11月の54.05%から増加した。
2018年3月に4.9億米ドル相当の株式買い戻しをすでに完了させてから、3年間で最大5億米ドル分のメルコリゾーツ株を購入するための新しい自社株買い計画をメルコが承認したことを発表したのは11月末のことだった。
計画の完全実施によって、大株主であるメルコ・インターナショナル・ディベロップメント・リミテッドによるメルコリゾーツの発行済み株式の間接保有は11月時点のおよそ53.78%から2021年までに約57.42%へと増加する。
メルコはその際、この計画は「メルコリゾーツの長期戦略と成長への見込みに対する同社の自信を反映している」と語った。