米カジノ事業者であるMGMリゾーツのマカオ部門を担うMGMチャイナは、2018年12月31日までの3か月間の純利益が前年比33%増の6.87億米ドル(約762億円)となったことを報告した。
この結果は昨年2月にオープンしたMGMコタイの好調によってけん引されており、MGMコタイは純利益の2.87億米ドル(約318億円)に貢献している。
VIPとマスの両方で増収となり、メインフロアテーブルゲームの利益は前年比31%増、そして2018年9月にMGMコタイでVIPジャンケットルームをオープンしたことによってVIPテーブルゲームの利益は18%の増加となった。同期間のメインフロアテーブルゲームの収益は45%増となり、17年第4四半期の14億米ドル(約1550億円)から20.3億米ドル(約2250億円)に増加し、VIPローリングチップは12%増の109.8億米ドル(約1兆2千億円)を記録した。
営業利益は前年同四半期の4500万米ドルに対して6200万米ドルとなり、調整済みプロパティEBITDAは11%増の1.67億米ドル(約185億円)となった。18年第4四半期はライセンス料の費用を含んでおり、17年第4四半期の1000万米ドル(約11億円)に対して今期は1200万米ドル(約13億円)となった。
年全体で見ると、MGMチャイナの純利益は2018年、32%増の24億米ドル(約2660億円)にのぼり、MGMコタイが純利益の7.29億米ドル(約809億円)に貢献している。MGMチャイナの営業利益は2.04億米ドル(約226億円)から2.16億米ドル(約239億円)に増加し、調整済みEBITDAは5.36億米ドル(約594億円)から6%増の5.68億米ドル(約630億円)に増加した。