ラスベガス・サンズは、2018年にシンガポールでの小売店舗の売上高が過去最高となったことを発表し、12月期のマリーナベイ・サンズの店舗売上は2.42億シンガポールドル(1.79億米ドル)にのぼった。
この数字は2017年の売上高から7%増加したことを示しており、同時に、同期間のテナント売上高も19%増加し、1ft² あたり1.898米ドルとなった。毎日、約120,000人がマリーナベイ・サンズの店舗を通過したと予測されている。
MBSは売上高の増加は、「2012年から開始し現在も進行中の小売店舗リミックス戦略が功を奏しており、2階建ての高級ブランド店、そして高級子供服ブランドの展開によってモールへの訪問客数が倍増した」ことによるものだとした。
MBSの小売部門シニア・バイス・プレジデントのジョン・ポステル氏は「2018年はショッピングモールにとって非常に素晴らしい年になりました。過去最高の売上高を達成しただけでなく、観光ショッピングにおいてトップの地位を固めることができました。小売業界の競争激化、そしてオンラインショッピングの成長を考えるとこれは本当に意味のあることです」と語った。
この有名なシンガポールのIRは、ゲーミング部門がVIPとマスゲーミングの両方で減益となり、18年第4四半期のカジノ収益が17.6%減の5億米ドルとなった結果、純利益は11.6%減の7.26億米ドルとなったことを最近報告しており、同部門が苦戦を強いられているにも関わらず、MBSの小売部門は成功を収めている。