フィリピンの億万長者デニス・ウイ氏が経営するゲーミング企業PHリゾーツ・グループ・ホールディングは、新しい2つのカジノリゾート建設資金調達のために行う185億比ペソの追加株式売出しについてフィリピン証券取引委員会の承認を受けた。
今四半期の実施が予定されている売出しには、一株当たり約9比ペソで17.8億の普通株と応募超過による追加の2億6794万株の売り出しが含まれる予定。
以前フィリピンH2Oベンチャーとして知られていたPHリゾーツ・グループ・ホールディングは、ゲーミングとホスピタリティ事業を行うトラベル・アンド・レジャー・ホールディングの親会社だ。トラベル・アンド・レジャーは、ウイ氏が多くの会社を率いる事業家としてその複雑なポートフォリオ再編を行う中で、同氏のウデンナ・コーポレーションから昨年買収された。
ウイ氏は裏口上場を完了させるために フィリピンH2Oベンチャーの62%の株式をすでに取得し、12月には社名をPHリゾーツ・グループ・ホールディングに変更し、自身は会長職に就いている。
その新しい社名の下で、PHリゾーツ・グループ・ホールディングは現在、ラプ-ラプ・レジャー、クラーク・グランド・レジャーそしてドナテラホテルパングラオを含むウデンナの観光及びカジノ企業の持株会社となっている。
追加株式売り出しは、2017年12月に建設が開始したマクタン島の3.41億米ドルのエメラルド・リゾート・アンド・カジノ、そしてクラーク自由港区の13.5ヘクタールの土地に広がるクラーク・リゾートの建設資金を調達するために行われる。